2021-06-10から1日間の記事一覧

ベルクソンを仕舞う

本棚に新しいのを置くため、外すものを検討した結果、ベルクソンの第3巻以降をしばらく眠ってもらうことにした。仕舞う前にパラパラとめくったら、文章がとても読みやすく、小説のようであることに気づいた。細かいことは言わずに、そのように読めばいいのか…

つる豆のその後

実は棚の骨組みは組んであったものの、ネットは片側しかかけてなかった。反対側はもう少し伸びてからでいいと思っていた。きのう、もしやと思って反対側にもネットを張ったら、それからはすずめが来ていない。ネットはつるの足がかりだけでなく、防護の機能…

ラッセルの「面識」

ラッセルの「哲学入門」(高村夏輝訳)には、「面識」という用語がたびたび出てくる。この「面識」が私は大変気に入っている。センスデータと違って、悪くない概念だと思う。我々は、生まれてこの方、まず手足の動く範囲で空間を理解し、目で見える、手で触…

科学は自然を掬いあげる網の目にすぎない

科学の法則は自然をもれなく反映したものではない。自然から、法則として成立するものを、掬いあげているにすぎない。そして科学はもれたものたちのことを考えない。