2021/06/25 ラッセル「現代哲学」三たび

また書くが、ラッセルの「現代哲学」第12章の見解が、それこそ現代哲学において主流でないらしいのは、ほとんど信じ難い。人間の歴史には、ばかばかしいことが多々あるが、ラッセルのこの言説を注目しない哲学学者たちとは一体どういうものなのか、あきれるばかりである。これほどまでに明瞭に核心を突いているラッセルの言説に、私は心の底から納得する。これこそが私が追い求めていた哲学である。もっとも、まだ読んでいる途中なので、全体を見渡したらあとで訂正を入れるかもしれない。しかしいまはこの第12章を、感動しながら読んでいる。